「糸を使わない手術」という選択。当院では、最新鋭の手術機械として人間の医療を中心として広く活躍している血管シーリング対応電気手術装置導入。

最新機器

血管シールド装置

当院では、最新鋭の手術機械として、人間の医療を中心に広く活躍しております、血管シールド装置である、新リガシュア(ベッセルシーリングシステム)を導入致しました。これは、直径7mmまでの血管・リンパ管やハンドピースのあごに挟みこめる組織束を血管壁のコラーゲンを融合することにより、安定したシールを作る機械です。
すなわち、今までで結さつしていたところを、シールすることにより止血し簡単に切除が可能となります。

写真 血管シールド装置

高性能な電気メス

バリーラブ社製の非常に高性能な電気メスも導入しています。(リガシュアと一体になっています)
組織に対して、毎秒3333回組織抵抗を検知し出力をコンピューターで瞬時にコントロールします。
そのことにより、必要最低限の熱量で十分な止血切開効果を達成することが出来るのです。すなわち、非常に組織に優しい手術が可能であるといえます。
これらにより、手術時間の短縮安全で確実な手術がより実施しやすくなりました。
手術時間の短縮は麻酔時間の短縮でもあり、動物への負担を減らすことが期待されます。組織に優しい手術は痛みの軽減にもつながります。

写真 高性能な電気メス

縫合糸に対するアレルギー

不妊手術の際の縫合や結紮に使用する糸の種類にはいろいろなものがありますが、扱いやすさと確実性の面から絹糸がしばしば使用されていました。
稀にですが特異体質の動物では絹糸に対してアレルギーを起こして結紮部位や縫合部位に肉芽腫性炎症を起こすことがあります。
絹糸アレルギーが起こった場合には、絹糸を取り除くための再手術が必要となることがあります。
近年、ミニチュア・ダックスフントなどの特定の犬種を中心に絹糸に対する肉芽腫性炎症の報告が急増しております。 このため当院では、犬における外科手術では絹糸は一切使用しなくなりました。
また絹糸以外の非吸収糸においても肉芽腫性炎症を引き起こす犬も認められるため、2009年8月より血管シールド装置などの導入と吸収糸の使用により、腹腔内に縫合糸が残らない術式を取り入れています。

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